NPO 二十四の瞳
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そうだ、社会福祉士がいた!

結局、元気なうちから、いつでも、なんでも、気軽に相談できるプロは日本にはいないのだろうか。いや、あきらめるのはまだ早い。欧米のソーシャルワーカー同様に、日本にも、高齢者援助の専門技術を有する国家資格者がいるのだ。それが社会福祉士である。世間的認知度は低いものの、使いようによっては価値が高い。

社会福祉士をご存知ない読者のために、その定義を付記しておく。社会福祉士とは「専門的知識及び技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業とする国家資格取得者」(社会福祉士及び介護福祉士法)である。

日常的な困りごとや老い支度に係る相談窓口として社会福祉士を確保することの意味は大きい。福祉のプロではあるが、社会福祉士になるためには、福祉全般はもとより、医学や法律についてもかなり勉強しなければ国家試験に受からない。つまり、広く浅く何についてもある程度は対応できるのが社会福祉士の強みなのだ。もし仮に、具体的な用件で医者や弁護士が必要になった場合には、社会福祉士を通じて紹介してもらえばいい。そういった人脈も彼らの武器だ。

社会福祉士は、英語ではCertified Social Worker となるのだが、欧米のように稼げない。誤解を恐れずに言えば、日本という国の医療現場では、医者と、その医者に気に入られた看護師でないと、なかなか暮らしぶりはよくならないのだ。介護の世界などは、全業界全業種平均の6割しか賃金をもらっていない。だから、せっかく資格を取得してもそれを使うことなく、一般企業でOLをやっているという人も少なくない。それくらい認知度も賃金も低いのだ。社会福祉士たちも大差はなく、だいたいが施設とか病院とかに勤め、ひっそりと生息しているのである。

あと、ごくごく一部の社会福祉士は、自治体や社会福祉協議会に勤務している。だから読者のみなさんが地域の社会福祉士を探そうと思ったら、まずは電話帳で「社会福祉士事務所」を探す。見当たらなければ、自治体の介護保険課や高齢福祉課、社会福祉協議会に出向いて、「こちらに社会福祉士さんはいらっしゃいませんか?」と訊いてみるしかない。でも、ひとたび見つかってしまえば、社会福祉士のミッションからして、むげに追い返されることはないので遠慮なく相談してみてほしい。

真の社会福祉士は、超高齢社会の救世主となるポテンシャルを秘めている。是非とも、お住まいの地域で探してみていただきたい。チャネルを作っておいて損はない。

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【コメント】

社会福祉士になったのはいいけれど、職場もプライベートも、周囲はみな「はあ。で?」みたい反応で、正直へこんでいました。でも、これを読んでモチベーションが上がりました。まず、自分の価値を高めていくよう具体的なアクションを取っていきます! 最高の檄をありがとうございました。

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