NPO 二十四の瞳
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(正式名称:市民のための医療と福祉の情報公開を推進する会)
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哀しくて切なくて温かい話【相談者からのお手紙】

相談者から届いたお手紙を紹介します。
こういうお手紙をいただくと、とてもうれしいです。
NPOの活動を続けていて本当によかったと実感できる瞬間です。
ありがとうございました!

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その節には、何から何まで、本当にお世話になりました。
おかげさまで、母は今も老健で元気に過ごしております。
また、私たち家族も平穏を取り戻し、母の認知症で追い込まれていた当時のことが嘘のようです。
老健のほうには、月に一度のペースで、母の様子を見に行っております。

先日、こんなことがありました。
昨日、母を見舞ったとき、はじめて老健から母を連れ出し、母の大好物だったうなぎを食べに出かけました。母にとっては、本当に久しぶりの外食です。私は奮発して、3,500円の特上うな重を頼みました。食べ終わりかけの頃、母が「トイレ行きたい」と言うので、障害者用トイレを確認したところ使用中でした。母に我慢させてしばらく待っていると、爪楊枝を咥えた元気そうな男性(70歳くらいでしょうか)が鼻歌を歌いながら出てきました。その人を睨みつけてから、すぐに母をトイレに連れていったのですが…。

間に合わなかったようです。私は必死に後始末をしました。情けないことに、私は替えの紙おむつを用意していませんでした。大量にトイレットペーパーを挟んでじかにズボン履かせ、会計して店を出ました。老健に近づくと、母が「オムツなしで帰るのは恥ずかしい」と言うのです。それで引き返して、ドラックストアで購入して履かせて戻りました。

母と別れた帰りの電車で、いろいろなことを考えました。またひとつ、母とのいい思い出ができたように思えました。老健で別れるとき、母は涙ぐんでいました。思うに、わが子に優しくしてもらったことがうれしかったし、でも一緒に暮らせないこともわかっていて、別れるのが寂しかったのではないかなぁ~と思いました。子どもたちのことを思って駄々をこねないところが偉いというか…切なかったです。

実は私は、うなぎを食べている途中から泣いていたのです。母には自分しかいないという以上に、母こそが私の唯一の理解者なのだったということを思い出して…。

いい思い出をありがとうございます。あの日あの時、母を殺さなくて本当によかったです。二十四の瞳に助けてもらったおかげです。

感謝の気持ちを込めての、近況報告です。

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