NPO 二十四の瞳
社会福祉士が老親&老後問題を具体的に解決!NPO二十四の瞳
(正式名称:市民のための医療と福祉の情報公開を推進する会)
お問い合わせ ☎045-228-5327

« | »

シニアの悩みの本質

「困った!」「どうしよう!」。シニア世帯の毎日はこうしたことの連続だ。相談の電話をしてくる人のなかには、波のごとく押し寄せるさまざまな不安に夜も眠れないという人もかなりいる。大体心配事というのは休日に夜間に思い立つものだ。お子さんと離れて暮らしているシニア世帯では、暮らしの中で困りごとが生じてもついつい我慢してしまい、結果的に大きな問題になってしまうことが多々ある。

まず、どこに連絡すればいいのか、だれに相談すればいいのかがわからない。どのように説明すればいいのかがわからない。そこで、多くのシニアたちが真っ先にすがるのが子どもたちということになる。でも、子どもたちだって何かと忙しいのはわかっているから、毎回毎回、電話するのも気が引ける。

意を決して自治体の窓口相談に出向いてみても、小難しい説明をされたり、あちこちたらい回しにされたりで、正直、面倒くさい。役所の窓口は縦割りだから、あちらこちらの窓口を巡回して何度も同じ説明を繰り返さなければならない。だから相談しづらい…。そんな愚痴をこぼすシニアは実に多い。

で、どうなるかと言えば、「まぁいい。いますぐにどうってこともないだろう。もう少し我慢しよう」。こんな姿勢が取り返しのつかない結果を招くということもまた事実なのだ。

シニアからの相談を受け続けてみて次第にわかってきたこと。それは、不安や心配そのものを即、解決してさしあげることが重要なのではないということだ。シニアが求めているのは、思い立った時にすぐに話を聴いてもらいたいということ。そして、その次に、できればいろいろな話を一か所で済ませられないものか…ということなのである(図2)。

言ってみれば、「いつでも・なんでも」相談できる相手がいさえすれば、悩みそのものが解決しなかったとしても、シニアの不安の7割程度は解消できるのではないか。そんな仮説を立てて、NPO二十四の瞳では、年中無休(24時間365日)体制で電話相談を受けてきた。

また、多岐にわたる相談に対して、最初の段階で解決の糸口や方向性を提示できるよう、地域に密着した情報や医療福祉分野に詳しい社会福祉士という国家資格者を確保して窓口を一本化した。10年やってみて、仮説は正しかったと思っている。

シニアの不安解消においてもっとも重要なふたつの要件は、「いつでも・なんでも」なのだ。

トラックバック URL

コメント & トラックバック/ピンバック

コメントはまだありません。

コメント