NPO 二十四の瞳
社会福祉士が老親&老後問題を具体的に解決!NPO二十四の瞳
(正式名称:市民のための医療と福祉の情報公開を推進する会)
お問い合わせ ☎045-228-5327

本の紹介

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国にも子どもにも頼らない自律 した「クールな老後」のあり方を 具体的に提言した、山崎宏の老後のバイブルシリーズ第一弾。NPO立上げの背景にある自身の実体験のほか、電話相談への対応事例をふんだんに盛り込んだロングセラー。長生きしなければならない時代必読の一冊。税込み1000円

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病医院でよくある20場面を設定し、患者にとって理想の医療を描いていく、医者の品定めガイド。老い先案内の女神が3人のシニアレディ「松子・竹子・梅子」に医療との接し方を指南していく物語展開が話題を呼んだ。さて、あなたの主治医の評価はいかに? 税込み1000円

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社会保障制度が崩壊寸前の わが国では、病医院経営者も あの手この手を講じて採算をとらねばならないのが実際のところ。霞ヶ関が描く医療行政の青写真を基に、地域医療の最前線にある医者が向かうべき方向性を具体的に提言した戦略本。税込み1000円

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昔からトラブルの多い老人施設業界。人生最後の大きな買い物で失敗しないための方法論を詳細にまとめたパーフェクトガイド。とくに、施設探しを通じて親子の絆を取り戻していくカウンセリング手法が話題となった。親子で共有したい、終活のバイブルとも言うべき一冊。税込み1500円

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現役世代の10 %が老親の介護問題を抱えている時代。親子間の哀しい事件が止まらない…。いわゆる老老地獄である。そうならないためには、何をどうすればいいのか。相談事例を交えながら、老老地獄を回避する方法について具体的な解決策を提言する。税込み1500円

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特養待機者52万人? 全国的に不足しているとされる「終のすみか」。これを真っ向から否定する問題作。それぞれの施設に、それぞれデメリットがあるなかで、老健最強という結論を明言した著者の真意はどこにあるのか。老親問題に悩む現役世代の救済となる一冊。税込み1500円

渾身のレポート『老後のバイブルシリーズ』頒布情報

★老後のバイブルシリーズをお求めの方は、当サイトのお問合せページよりご一報願います。折り返し、入金方法等をお知らせ致します。

VOL.1 「安心老後大作戦」
老いる世間は鬼ばかり。医療や福祉をはじめとする老後の問題は専門性が高くてとっつきにくい。そうして先送りしてしまって、いざその時になって、たまたま目の前に現れた専門家もどきにいいようにされてしまう…。「こんなはずじゃなかった」と嘆くシニアをたくさん見てきた著者が、あとの祭りを未然に防ぐ究極のマル秘情報を紹介する。転ばぬ先の折れない杖を、あなたも手にしてみませんか?
税込み1,000円
安心老後大作戦表紙

VOL.2 「告百 ~クリスマスプレゼント~」
地上波テレビや四大紙では報じられない様々な真実がある。霞ヶ関や永田町界隈では誰もが知っていて当然の情報も、スポンサーや関係団体への配慮から国民には伝えられないという現実。業界のタブーゆえ、出版社も弱腰になる真実を包み隠さず開陳した驚愕のレポート。知らなきゃ損する真実を、知らなきゃ怖い真実を、あなただけにそっとお教えする永久保存版。税込3,000円

告百表紙

VOL.3 「西洋医学の真実 ~医者が医者に行かないワケ~」
定期的に通院し、医者に言われるがままに日常的に服薬し、年に何度か検診を受けているにもかかわらず、それでも健康がすぐれない…。そんなシニアが非常に多いのはなぜなのか。多くの医者と交流のある著者が、医者の言動から導いた、知らなきゃ怖い医療の真実を赤裸々に紹介する。身内と患者で処方が違う現代医療のあり方に警鐘を鳴らす乾坤一擲のレポート。税込み2,000円
西洋医学の真実表紙

VOL.4 「老後の十戒 ~クールな老後のすすめ~」
子どもに迷惑をかけず、年金だけで100歳まで人生をエンジョイするために、踏んではならない10の地雷についてわかりやすく解説した人気のレポート。「シニアよ、ダマされるな」をコンセプトに、医療・介護・終のすみか・お金・葬儀・人間関係等、元気なうちから意識しておきたい戒めが、あなたの老後をポジティブに変えてくれるはず。過去10年間6千件超の電話相談実績のエッセンスが全てここにある。税込み2,000円
老後の十戒表紙

目指せ、クールな老後

やはり、シニアがしゃかりきになって学ぼうとしても、吸収した知識や情報を実践で使うことには無理がある。認知症予防や仲間と顔合わせすることを目的にせっせと勉強会に出かけることは否定しない。しかし、本気で老老地獄を回避しようとするのであれば、50歳の大台に乗ったらすぐに、あなた専属のプロを確保すべきである。

忙しい子どもたちに代わって、いつでもなんでも気軽に相談できる専門家。そんな老い先案内人とも言うべき誰かと懇意な関係が作れたとしたら、老老地獄に嵌るリスクは大きく減らせるはず。これこそ、国にも子どもにも頼らない、自律した老後のあり方ではないだろうか。

次回からは、そんなクールな老後を実現する方法について紹介していこう。

シニアの悩みの本質

「困った!」「どうしよう!」。シニア世帯の毎日はこうしたことの連続だ。相談の電話をしてくる人のなかには、波のごとく押し寄せるさまざまな不安に夜も眠れないという人もかなりいる。大体心配事というのは休日に夜間に思い立つものだ。お子さんと離れて暮らしているシニア世帯では、暮らしの中で困りごとが生じてもついつい我慢してしまい、結果的に大きな問題になってしまうことが多々ある。

まず、どこに連絡すればいいのか、だれに相談すればいいのかがわからない。どのように説明すればいいのかがわからない。そこで、多くのシニアたちが真っ先にすがるのが子どもたちということになる。でも、子どもたちだって何かと忙しいのはわかっているから、毎回毎回、電話するのも気が引ける。

意を決して自治体の窓口相談に出向いてみても、小難しい説明をされたり、あちこちたらい回しにされたりで、正直、面倒くさい。役所の窓口は縦割りだから、あちらこちらの窓口を巡回して何度も同じ説明を繰り返さなければならない。だから相談しづらい…。そんな愚痴をこぼすシニアは実に多い。

で、どうなるかと言えば、「まぁいい。いますぐにどうってこともないだろう。もう少し我慢しよう」。こんな姿勢が取り返しのつかない結果を招くということもまた事実なのだ。

シニアからの相談を受け続けてみて次第にわかってきたこと。それは、不安や心配そのものを即、解決してさしあげることが重要なのではないということだ。シニアが求めているのは、思い立った時にすぐに話を聴いてもらいたいということ。そして、その次に、できればいろいろな話を一か所で済ませられないものか…ということなのである(図2)。

言ってみれば、「いつでも・なんでも」相談できる相手がいさえすれば、悩みそのものが解決しなかったとしても、シニアの不安の7割程度は解消できるのではないか。そんな仮説を立てて、NPO二十四の瞳では、年中無休(24時間365日)体制で電話相談を受けてきた。

また、多岐にわたる相談に対して、最初の段階で解決の糸口や方向性を提示できるよう、地域に密着した情報や医療福祉分野に詳しい社会福祉士という国家資格者を確保して窓口を一本化した。10年やってみて、仮説は正しかったと思っている。

シニアの不安解消においてもっとも重要なふたつの要件は、「いつでも・なんでも」なのだ。

円滑な老後を阻む4つのC

10年間で5千件超の相談を受けてみてわかったのは、シニアの悩みというのは大体が似たり寄ったりで、99%が、医療・福祉・お金・葬儀に関連するものだということ。私どもではこれを4つのCと称している。

すなわち、

Cure・・・医療との接し方の問題 
Care・・・介護と終のすみかの問題 
Cash・・・エンディングに向けたお金の問題 
Ceremony・・・葬儀の問題

4つのCに共通するのは、誰しもが通る道でありながら取っつきにくく、そもそもあまり積極的には考えたくないテーマだという点だ。そうして先送りした結果、いざその時になって右往左往してしまい、後になって「こんなはずじゃなかった」と後悔する…。

本当であれば、子ども世帯が近くにいて、都度、速やかに処理してあげられれば理想だろう。しかしながら実際は、仕事や家庭の多事多端を抱えながら老親のSOSに対応することは困難だ。だから、私どもでは、単に電話でガイドするにとどまらず、時に相談者(お子さん・本人)に代わって、病医院(医者)や介護事業者、自治体や葬儀社等と折衝を重ねている。

4つのCに代表される老後の課題については、基本的には、元気なうちから自分の立場や方針を決めて備えておくことが望ましい。しかし、いくら元気であっても65歳を過ぎた人がこれらを勉強しておいて、いざという時に活かせるかどうかとなると、ちょっと難しいと思う。私どもの啓発講座で学んだことの成果を試そうとするシニアもいるにはいるのだが、9割の確率で結局はSOSを投げてくる。つまり、机上で学んだ知識を、まさにその時に速やかに実行に移せるのは、せめて50歳代までかな…というのが実感である。

介護休業を取ってはいけない!

ダイヤモンド・オンライン「メールマガジン 16/8/1号」に、NPO二十四の瞳 理事長 山崎 宏の記事『介護休業を取ってはいけない!専門家が語る実態』が掲載されました。

http://sys.diamond.jp/r/c.do?1OdQ_4cSK_10D_vow

シニアの相談トップテン

NPO二十四の瞳(正式名称:市民のための医療と福祉の情報公開を推進する会)では、シニア世帯等を対象に、年中無休(24時間365日)対応の会員制困りごと相談を行っている。2015年4月から9月までに寄せられた相談案件の集計結果を紹介しよう。相談件数は350件。これまで同様、そのうち9割以上が医療・福祉・お金・葬儀といったテーマに集中している。

①条件に見合う老親の終のすみか(シニア施設&住宅)を探したい(98件)
②エンディングに向けてのプランを作成したい(64件)
③認知症の症状が出た老親との接し方や治療プランについて知りたい(33件)
④資産分割の考え方や方法論について知りたい(32件)
⑤予算内ですべてを賄える葬儀社を探したい(28件)
⑥セカンドオピニオン外来を紹介してほしい(27件)
⑦医療や介護の負担軽減策について知りたい(24件)
⑧親子関係、夫婦関係の改善方法について教えてほしい(14件)
⑨カルテや検査データの入手方法について知りたい(13件)
⑩転院先を確保するための方法について知りたい(11件)

ここ数年の傾向は、終のすみかをはじめとする老い支度に係る相談が上位を占めることが特徴だ。かつては、医療機関や医療者との折衝に係る相談が上位に来ていたのだが、2013年度からは、完全に逆転した。ただし、納得できないことがあっても、医師や病医院とうまく折衝できない・しづらいという状況はあいかわらず頻出しており、提供者側(とくに医師)には、患者に寄り添うような姿勢が望まれる。また、例年通り、医療・介護・葬儀サービスが家計に占める負担が増加傾向にあることを窺わせる結果となっている。

真の終活とは

先に、資本主義国家であるニッポンでは、受験や就職と同様、老後も戦争だと書いた。受験で勝つためには進学塾や家庭教師が不可欠だ。就職戦線を優位に戦うにはコネとメンターが必要だった。それでは、円滑な老後を確保するためには何が必要なのだろうか。

はっきり言おう。自分のことは自分で何とかしなければダメなのだ。超高齢社会は自衛社会である。哀しいかな、もはや国や子どもには期待できない。子に媚びず気を遣わず、誰に負い目も引け目もない。つまり、自分の人生を自分が主人公のまままっとうする、そんなクールな老後を手にするための唯一無二の自衛策についてこれから書いていく。

世間で言われてきた終活のやり方はまどろっこしい。老いの問題に対して備えるということは学習することではない。そんなことよりも、本当の意味での終活とは、あなたの老後の伴走者を確保することだ。エンディングを迎えるまでに直面するであろう老後のさまざまな課題について、いつでもなんでも気軽に相談できて、ときに代行までしてくれるパートナーを見つけて専属契約しておくことに他ならない。

ズバリ、これが結論だ。やたらとコスト(時間とお金)をかけて、官僚たちが意図的に複雑怪奇に設計した社会保障制度を勉強しても実際の役には立たない。この事実を知らないと本当に骨折り損のくたびれ儲けである。これが知らなきゃ損する真実だ。

もう備えるな

誰がいくら注意しようとも、振り込め詐欺の被害は増えるばかり。転ばぬ先の杖を求めて勉強していたはずの人たちも、こんなはずじゃなかったと嘆き悲しむことになる。薔薇色だったはずの人生の最終段階で不本意な日々を強いられることになるのだ。そうならないためにも、ここは発想を変える必要がある。

もうおわかりだろう。いくら自分を戒めて、いくら必死で勉強しても、結局は無理。時間の無駄なのだ。

いまや人生100年時代。先は長い。その長い長い時間を、主体性を持って、意思を持って主役のまま生きるのか。他者の人生のなかの悪玉として生きるのか。いまここが分水嶺だ。老老地獄を回避できるかどうか。最後まで自律した人生を送ることができるかどうか。ちょっとした発想の転換がその浮沈を握っている。

例えば、こんなふうに思ってみたらどうだろう。

「もう老後に備えるために学ばなくてもいいんだ!」
「老老地獄のリスクを限りなくゼロにする方法があったんだ!」
「取るべき唯一無二のアクションはこれだっ!」

まさにそのとおり。これまで、漠然と不安にさいなまれながらも何ひとつ具体的なアクションをとらぬまま今日まで来てしまった愚かな人たちであっても、こんな割り切った発想を持つことができれば、起死回生の老老地獄回避策を手にすることができるかもしれない。

次回は、ひとつのオファーをしてみたい。

老いて学ぶことの限界

終活の本質はちがうところにある。問題意識が高かろうが低かろうが、例え情報収集してせっせと勉強をしようが、いざという時には学んだことを活かせない。実践ができないのだ。
 
●ある日突然、親(配偶者)ががんであることを告知された。
●ある日突然、親(配偶者)が倒れ、車いす状態になった。
●ある日突然、親(配偶者)の入院先病院から退院してくれと言われた。
●ある日突然、親(配偶者)の言動がおかしくなった。
●ある日突然、親(配偶者)を施設に入れなければならなくなった。

こうしたことは、元気な時にはなかなか考えないものだが、金持ちも貧乏人も、誰しもが必ず出くわすことだ。いくらたくさん本を読んで準備した気になっているシニアであっても、いざその時になると、おそらく自分では何もできない。動揺して、何をどうすればいいのか判断がつかない。行動に移せない。だれに何をどう伝えればいいのかがわからない。

そして、そんなとき多くのシニアは子どもたちの携帯を鳴らしまくる。その頻度が高まるのと正比例して、親子関係がおかしくなっていく。で、子どもを頼れなくなって、焦って慌てて藁をもすがる思いでババを引く。専門家もどきにダマされて、気づいた時には後の祭りだ。

結局、日頃からあれやこれやと勉強しているシニアであっても、いざとなれば動揺して、理解していたはずの万一の場合の対処法を脳内データベースから抽出することがかなわず、身動きできなくなってしまう確率が高いのである。

というのも、老後の諸問題というのはどれもかなり複雑で専門性が高い。IQの高い霞ヶ関の官僚たちが、B層には理解できないような難解な制度設計をしているためだ。永田町や霞ヶ関の住人たちに有利になるように、でもそれが一般大衆には見破られないように、といったほうがいいかもしれない。ましてや、それを勉強するシニアの側は記憶力が低下しているから記憶が定着しづらい。だから、いざ何かが起きてしまったとき、せっかく学んだ知識や情報を活かせない可能性が高い。

これが、10年間にわたって、シニアを対象とする24時間対応の電話相談サービス、同じく老い支度に係る啓発講座をやってみた実感だ。

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