NPO 二十四の瞳
社会福祉士が老親&老後問題を具体的に解決!NPO二十四の瞳
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終活ブームのウソ

老老地獄を回避する術はないものだろうか。痛ましい事件の被害者になってしまった人たちは、異口同音にこう言うものだ。

「まさか、自分の親(配偶者)がこんなことになるとは思ってもみなかった」

でも、果たして本当にそうだろうか。

巷では、ここ数年、終活ブームが花盛りである。早い段階から、元気なうちから老い支度をしておこうという機運が高まっている。関連する本も溢れている。低俗なワイドショーやバラエティ番組にだって取り上げられることの多い話題である。テレビのみならず、ラジオ、雑誌にしても、終活をテーマに掲げさえすれば、それなりの反響を得ることができるという。B層の人たちがこぞって終活ブームに乗っかるからだ。

問題意識の低い人たち、問題意識のない人たちだって、さすがにこうした話題を小耳にはさむ確率は高いはずだ。ならば、自分や家族にそんな事態が起こったとしてもおかしくはないと、漠然とでも意識した時があったのではないか。まったくないとしたら、もう精神が死んでいるも同然だ。私はそう思う。

しかし、老いの問題に対して問題意識の高い人たちにだって、老老地獄に墜ちてしまうリスクが潜んでいる。彼らは積極的にその手の本を買う。テレビで紹介されれば、タイトルをメモ書きして本屋で注文する。ときに、地域の公民館で開催されている啓発講座にも顔を出す。

少子化の影響で学生数不足で経営難の大学が、苦肉の策でオープンカレッジと称してシニアたちをけしかけるようになって久しいが、かなりの金額を払って通学するシニアも多い。学ぼうとする姿勢は現役学生の比ではない。真剣そのものだ。講師の話に大きくうなずき、そしてわかった気になり、満足して、連れ立った友人・知人たちと帰りがけにお茶してにぎにぎしく会話を楽しんで、買い物をして帰路に着く。その頃には、老いに備える意識も知識もかなり薄れてくる。翌朝になればかけらもない。そして、これではいけないとまた同じことを繰り返す。

そうだからこそ、終活ブームを煽る側の人たちにとってはおいしい。ゴールがないビジネスはもっともおいしい。同じネタを何回でも使いまわして、コストをかけずに収益を上げることができるからだ。かさにかかってシニアに寄ってたかってくるのだ。

もちろん、家の外に出て、自分の足で移動して、人と接して、楽しい時間を過ごすことには価値がある。老後の暮らしに潤いを与えてくれるという意味においては有効だろう。しかし、こうしたことが本当の意味での「終活」になっているかというと、残念ながらちがうというのが私の持論である。

シニアよ、謙虚たれ

現代は長生きしなければならない時代。

だからこそ、親子関係のあり方についても従来とは変化して然るべきだ。高齢者と話していて、老老地獄問題の根底には、老親の驕りと勘違いがあるように感じている。

実は、人生の最終段階にあって、「親子関係の悪化」に苦慮しているシニアが非常に多い。シニアが死を自分の問題として意識するようになったときに、彼らが懇願するのは、「いま一度、昔のようにわが子との良好な関係を取り戻したい」ということである。逆にいうと、歳を重ねるに連れ、親子関係が悪化してしまうケースがそれだけ多いということだ。

親子(身内)間トラブルの元凶は、突き詰めれば、多かれ少なかれお金の問題である。親は老いて尚お金に執着して手放さず、一方で介護など親の面倒を子に期待する。子にしてみれば、負担だけが上乗せされ身動きがとれなくなってしまう。「子が親の面倒をみるのは当然」などというのは100年古い。もはや時代が違うのだ。現代を生きる子どもたちは忙しいのだ。

はっきり言おう。現在の老親世代が若かった頃。あの戦後経済の高度成長時代。兵隊から企業戦士に衣替えしたサラリーマンは、政官業の壮大なる癒着の恩恵を受けて、組織の歯車となった。そして機械的に時間を過ごすことの対価として、誰であってもそれなりのお金を手にして蓄えることができた。そういう良い時代だったのだ。誤解を恐れず言わせてもらえば、老親世代が特別に有能だったからではない。この点を勘違いしているシニアがあまりにも多いように感じる。

現代のこの国では、有能な人でさえ日々食べていくので精一杯。そんな過酷な毎日を生きている子どもたちに、金銭的な裏づけを示すこともなしに『親の面倒を子が見るのは当たり前』などと言っているから、老老地獄に落ちるのだ。高齢者はもっと謙虚になる必要があるのではないか。娘さん・息子さんをわが子として授かったことの意味を、いま一度見つめ直してみる必要がありそうだ。

老後の問題が厄介な本当の理由

老老地獄。

年老いた家族(親子・夫婦)間の凄惨で沈鬱な事件に共通する3つの要因がある。
それは、「医療高依存状態あるいは要介護状態の老親(配偶者)を」・「経済的にゆとりのない子ども(配偶者)が」・「自宅で」支えざるを得ない状況にあるということだ。

家族の絆ゆえ、はじめのうちこそ懸命に支えようとする子ども(配偶者)ではあるが、いつ終わるともわからない介護生活が続くうちに、「かわいそうに」という気持ちから「いつまで続くんだ」というネガティブな感情が膨らんでくる。こうして、親子(夫婦)間の心理的距離が少しずつ少しずつ離れていくのである。そしてついには、制御できないほどの憎悪の炎がメラメラと燃えさかる。

残念なことだが、齢を重ねるにつれて、お金を最後の最期まで抱え込んでおこうとする人がいる。また、「生んで育ててやったんだから、子どもたちが親の面倒を見るのは当たり前」と言い放つ人もいる。

でもそれは驕りだと思う。考えてみれば、地球上の動物で、子どもに老後の面倒をかけるなんていうのは人間だけだ。そもそも子どもを作ったのも親の勝手。勝手に産んだのは親のほうなのだから、むしろ親のほうこそ子どもを育てる義務があったはずだ。挙句、お金の話を抜きにして介護まで頼もうというのは、子ども側がちょっと気の毒だ。

老親はいつまでもお金に執着せず、分け与えることになる資産について開陳した上で、エンディングに向けた支援を真摯に依頼すべきだ。そうすれば肩の荷も下りるし、子どもたちにしても、自分を生み育ててくれた親を支える覚悟も決まるのだと思う。

早い話、「お金の話は抜きで、面倒だけ見ろっていうのか!」と子ども(配偶者)側が感じたとき、最悪の結末が忍び寄っている可能性が高い。

老老地獄には伏線がある

老老地獄には伏線がある。それは、ズバリ、要介護と医療依存のふたつである。
それは自分の人生の主役からはずれる時と言ってもいい。
どういうことかと言うと、それまで当然のごとく自分の人生の主役を張ってきた人たちが、要介護とか医療依存とかいった状態に陥ってしまったら、その途端に自分の人生の主役でなくなってしまうのである。
自分の意思で自分の人生を選択できなくなるのである。仮に身体的には自立していたとしても、もはや自律はしていないのだ。自分の人生の主人公だった人が、ある日を境に、例えば子どもや配偶者の人生の悪役(恨みつらみの的)に堕ちてしまう。

例えば医者の人生の通行人(どうでもいい存在)に堕ちてしまう。
つまり、自分の人生を主体的に生きられなくなってしまう。
自分が主役の人生の最終章を、ただ漫然と惰性で流しながら、かつ身内にまで嫌われながら生きていくことになるのだ。これはひとつの死である。

そんな状態は誰だって望まないに決まっている。
いま現在、自分の人生の中に老親という厄介な存在を抱えて困窮している子どもや配偶者だって、もちろん望んでなんかいないだろう。しかし、現実問題として、来る日も来る日も自分の求める人生を阻む存在(要介護状態の身内)が視界に入るたびに、少しずつネガティブな感情が湧き立って、やがて心のどこかで悲鳴を発するようになり、いつしかそれは憎悪の念に変わり、ついには狂気の鎌首をもたげはじめるのだ。

そして…。さして遠くない未来、その憎悪の対象のなかに自分の未来の姿を重ね合わせて見てしまった時、そこはすでに老老地獄という名の地獄なのである。

現役世代からの相談事例【老親の認知症問題】

老親&老後の問題にぶち当たったら…

40代半ばから50代半ばの現役世代は、職場で重責を担う立場にある一方、老親の悩みを抱えている場合が多いもの。忙しい仕事の合間を縫って、老親からのSOSに柔軟に対応することは困難だと思います。老親の問題にぶち当たったらちゅうちょすることなく、NPO二十四の瞳にご一報ください。
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